クロスドッキング
くろすどっきんぐ
ひとことで言うと
入荷した商品を保管せず、その場で仕分けして出荷する在庫ゼロ型の物流手法。
解説
入荷した商品を保管せずに、入荷バースから出荷バースへ直接移動させて仕分け・出荷する物流手法。在庫を持たないため保管コストが不要となり、リードタイムの短縮にも効果がある。トランスファーセンターの基本的な運営方式である。
くわしく解説
クロスドッキングは、物流センターに入荷した商品を一切在庫として保管せず、入荷バース(荷受け場所)から出荷バース(荷出し場所)へと直接移動させ、仕分けのみを行って出荷する物流手法である。従来の保管型物流と異なり、倉庫内に在庫を滞留させないため、保管スペースのコストや在庫管理コストが大幅に削減される。また、商品が物流センターを通過する時間が短縮されるため、店舗へのリードタイムが短くなり、鮮度管理が重要な食品や需要変動の激しい商品に特に有効である。ウォルマートが大規模に採用したことで世界的に注目された手法であり、TCの基本的な運営方式として位置づけられる。成立の条件として、入荷と出荷のタイミングを合わせる精緻なスケジュール管理と、情報システムによる事前の仕分け指示が不可欠である。
具体例で考えよう
スーパーマーケットチェーンの物流センターに、複数のメーカーから朝6時に野菜・肉・乳製品が届き、各店舗向けに仕分けして午前中には全店舗へ配送完了するオペレーションがクロスドッキングの典型例である。
試験対策ポイント
クロスドッキングはTC(トランスファーセンター)の運営方式、在庫保管型はDC(ディストリビューションセンター)との対比が頻出。「保管しない」「在庫コスト削減」「リードタイム短縮」がキーワード。TCとDCの特徴の違いを整理して覚えること。