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独占的競争市場

どくせんてききょうそうしじょう

ひとことで言うと

多数の企業が差別化された財を供給し、長期均衡では超過利潤がゼロになる市場形態。

解説

多数の企業が差別化された製品を供給する市場形態。各企業は限定的な価格設定力を持つが、参入・退出は自由である。チェンバリンにより体系化され、短期的には超過利潤を得るが長期的には利潤がゼロとなる。

くわしく解説

独占的競争市場とは、多数の企業が存在しながら各社が差別化された製品を提供する市場形態であり、エドワード・チェンバリンによって体系化された。各企業は自社製品に限定的な価格設定力を持つ(右下がりの需要曲線に直面)が、市場への参入・退出は自由である。短期的には超過利潤を得ることができるが、長期的には新規参入によって超過利潤がゼロになる長期均衡に達する。この点は完全競争と類似するが、独占的競争の長期均衡では平均費用曲線の最低点より左側(過剰設備の状態)で生産が行われ、非効率が残る。飲食業・美容業・アパレルなどが典型例とされる。試験では4つの市場形態の比較表として出題されることが多い。

具体例で考えよう

近所にラーメン屋が多数あり、各店が独自の味・雰囲気で差別化しているが、新規参入も容易な状態。人気店は一時的に高い利益を得るが、参入が増えると競争で利益がゼロに近づく。

試験対策ポイント

独占的競争の長期均衡:超過利潤ゼロ、但し完全競争と異なり生産量は平均費用最小点の左側(過剰設備)。参入自由・製品差別化・多数企業の3点セットを押さえること。チェンバリンの名前も覚える。

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