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フリーライダー問題

ふりーらいだーもんだい

ひとことで言うと

公共財の非排他性により対価を払わずに便益を享受する者が生じ、過小供給をもたらす市場の失敗。

解説

公共財の非排他性により、対価を支払わずに便益を享受しようとする者(フリーライダー)が生じる問題。公共財の過小供給をもたらす市場の失敗の一形態である。政府による公共財供給の根拠として出題される。

くわしく解説

フリーライダー問題とは、公共財が持つ非排他性(対価を払わない者を排除できない特性)に起因して、人々が費用負担を避けながら財の便益だけを享受しようとする行動から生じる問題である。誰もが「他者が費用を負担してくれれば自分は払わなくてもよい」と考えるため、自発的な費用拠出が集まらず、社会的に必要な量の財が供給されないか、まったく供給されなくなる。この過小供給は市場の失敗の一形態であり、政府が課税による強制徴収を通じて公共財を供給する根拠となる。国防、警察、道路(無料)、公共放送などが代表的な公共財であり、すべてフリーライダー問題が生じやすい財である。また非競合性が加わると「共有地の悲劇」とは異なる純粋公共財の問題が生じる。試験では非排他性→フリーライダー→市場の失敗→政府供給という一連の論理展開を完結に説明できることが求められる。

具体例で考えよう

あるマンションが共同でゴミ収集費用を負担する場合、支払いを強制されなければ「他の住民が払うだろう」と考えてフリーライドしようとする住民が現れ、費用が集まらなくなる。

試験対策ポイント

非排他性があるからフリーライダー問題が生じるという因果関係を正確に理解すること。非競合性との区別、公共財の定義(非排他性+非競合性)、共有資源・クラブ財との四分類も出題される。

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