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不完全競争市場

ふかんぜんきょうそうしじょう

ひとことで言うと

完全競争の条件を一部欠き、企業が価格に影響力を持つ独占・寡占・独占的競争の総称。

解説

完全競争市場の条件が一部満たされていない市場形態の総称。独占、寡占、独占的競争が含まれる。企業が価格に影響力を持ち、社会的に非効率な資源配分が生じうる。完全競争市場との違いの理解が試験で重要。

くわしく解説

不完全競争市場とは、完全競争市場の条件(多数の買い手・売り手、同質財、完全情報、自由な参入退出)のうち一部が満たされていない市場形態の総称である。独占(1社のみが供給)、寡占(少数の企業が市場を支配)、独占的競争(多数の企業が差別化された財を販売)がこれに含まれる。完全競争市場では企業はプライステイカーとして市場価格を所与とするが、不完全競争市場では企業が価格に影響力を持つプライスメーカーとなり、限界収入(MR)が価格(P)を下回るという特徴がある。利潤最大化はMR=MCで達成されるが、その価格はMCを上回るため、完全競争均衡に比べて価格が高く、生産量が少なくなる。これにより厚生損失(死荷重)が発生し、資源配分が非効率となる。試験では各市場形態の特徴の比較表と、独占の価格・数量決定のグラフ分析が頻出である。

具体例で考えよう

スマートフォン市場はiOSとAndroidの寡占状態に近く、各社は差別化された製品に対してある程度自由に価格を設定できる。完全競争市場ならありえない高い利潤が継続して維持される。

試験対策ポイント

完全競争との違い(P=MC対P>MC)が最重要。MRとPの関係(不完全競争ではMR<P)を理解すること。独占・寡占・独占的競争の三類型の違い(参入自由か、財の同質性か)も出題される。

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