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情報効果

じょうほうこうか

ひとことで言うと

貨幣供給増加が予想インフレ率を上昇させることで名目利子率を押し上げる効果。

解説

貨幣供給量の変化が予想インフレ率に影響を与えることを通じて名目利子率を変化させる効果のこと。フィッシャー効果とも呼ばれる。貨幣供給増加は短期的には利子率を下げるが、情報効果により長期的には利子率が上昇する可能性がある。

くわしく解説

情報効果(フィッシャー効果)とは、貨幣供給量が増加すると人々がインフレを予想し、その予想インフレ率の上昇分だけ名目利子率が上昇するメカニズムである。フィッシャー方程式では「名目利子率=実質利子率+予想インフレ率」と表される。短期的には貨幣供給増加は流動性効果により名目利子率を引き下げるが、長期的には人々がインフレを予期するため情報効果(フィッシャー効果)が働いて名目利子率が上昇に転じる。このため、金融緩和が長期的な低金利維持に結びつかない可能性がある。試験では流動性効果・所得効果・情報効果(フィッシャー効果)という金利への3つの波及経路を区別して理解することが求められる。

具体例で考えよう

中央銀行が大規模に通貨を供給して人々が「将来インフレになる」と予想し始めると、銀行の貸出金利が上昇し始める。これが情報効果(フィッシャー効果)の働きである。

試験対策ポイント

フィッシャー方程式(名目利子率=実質利子率+予想インフレ率)を確認すること。流動性効果(短期の利子率低下)と情報効果(長期の利子率上昇)の対比が頻出。貨幣供給増加の短期と長期の利子率への影響の違いを整理すること。

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