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ミルクラン方式

みるくらんほうしき

ひとことで言うと

1台のトラックが複数の仕入先を巡回して部品を集荷する調達物流の効率化方式。

解説

1台のトラックが複数の仕入先を巡回して部品を集荷する調達物流の方式。牛乳配達のように巡回することからこの名称がつけられた。積載率の向上と配送便数の削減により物流コストの低減を実現できる。

くわしく解説

ミルクラン方式(Milk Run)は、トヨタ生産方式から広まった調達物流の手法で、1台の集荷トラックが複数のサプライヤーを定期的に巡回して必要な部品を集めてくる方式です。かつては各サプライヤーが個別に納品トラックを手配していましたが、この方式では1台のトラックで複数拠点をまわるため、①積載率の向上、②輸送コストの削減、③納品頻度の向上(小ロット・高頻度化)、④CO₂排出量の削減が実現できます。JIT生産との親和性が高く、必要な部品を必要なタイミングで少量ずつ調達することが可能です。導入時には巡回ルートの最適化(巡回セールスマン問題)が重要となります。近年のサプライチェーンマネジメントやグリーン物流の観点からも注目される手法です。

具体例で考えよう

自動車工場がA社(ボルト)・B社(ナット)・C社(ブラケット)の3サプライヤーから部品を調達する際、それぞれが個別に納品する代わりに、工場の集荷トラックが1日2回3社を巡回して必要量を集荷する。トラック台数が3分の1に削減できる。

試験対策ポイント

ミルクランの効果(積載率向上・輸送コスト削減・小ロット高頻度化)が頻出。JITとの関係、クロスドッキングとの違いも整理すること。「乳屋が各家庭を巡回する」イメージで名称の由来も覚えておくと定着しやすい。

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