パーシェ式
ぱーしぇしき
ひとことで言うと
比較時点の数量をウエイトとして物価を計算する指数方式で、GDPデフレーターに使用される。
解説
比較時点の数量をウエイトとして物価指数を計算する方式。GDPデフレーターの計算に用いられる。ラスパイレス式と比較すると、パーシェ式は物価上昇率を過小に評価する傾向がある(代替バイアス)。
くわしく解説
パーシェ式とは、比較する時点(当期)の取引数量をウエイト(基準)として用いて物価指数を算出する方法である。具体的には、比較時点の財・サービスの価格と数量の積の合計を、基準時点の価格と比較時点の数量の積の合計で割り、100を乗じて計算する。日本のGDPデフレーター(名目GDPを実質GDPで割ったもの)はパーシェ式に基づいて計算される。これに対し、基準時点の数量をウエイトとするラスパイレス式は消費者物価指数(CPI)に使用される。パーシェ式は物価上昇によって消費者が割高な財から割安な財へ代替していく行動を反映するため、物価上昇率をやや過小評価する傾向(代替バイアス)があるとされる。
具体例で考えよう
基準年は牛肉をよく食べていたが、比較年には牛肉が高騰したため購入量を減らし豚肉を多く買うようになった場合、パーシェ式は比較年の実際の購入量(豚肉多め)で計算するため物価上昇をやや小さく見積もる。
試験対策ポイント
パーシェ式=当期数量ウエイト=GDPデフレーターに使用=物価上昇を過小評価(代替バイアス)。ラスパイレス式=基期数量ウエイト=CPIに使用=物価上昇を過大評価。この対比表を完全暗記すること。