ライリーの法則
らいりーのほうそく
ひとことで言うと
2都市が中間地域の消費者を引き寄せる力は人口に比例し距離の2乗に反比例するという商圏分析の基礎法則。
解説
ウィリアム・ライリーが提唱した小売引力の法則で、2つの都市が中間地域の消費者を吸引する割合は、各都市の人口に比例し、距離の2乗に反比例するとする。商圏分析の基礎理論であり、コンパースの法則の基となった。
くわしく解説
ライリーの法則は1931年にウィリアム・ライリーが提唱した小売引力の法則で、物理学のニュートン引力の法則を商圏分析に応用したものである。2つの都市がその中間に位置する小都市の消費者を吸引する割合は、各都市の人口に比例し、各都市から中間地点までの距離の2乗に反比例するとされる。人口が大きいほど吸引力が強く、距離が遠いほど吸引力が弱まるという直感的にも理解しやすい理論である。この法則は後にコンパースが発展させ、商圏分岐点を具体的に算出できる公式へと昇華された。試験では商圏分析の基礎理論として位置づけられており、コンパースの法則との関係性が問われることが多い。小売業の出店戦略や商圏設定の根拠となる理論として、運営管理科目における流通・店舗管理の分野で出題される。
具体例で考えよう
A市(人口10万人)とB市(人口40万人)の間にある小さな町の住民がどちらの市に買い物に行くかを予測する際、B市は人口がA市の4倍あるため、より遠くても強い吸引力を持つことをこの法則で説明できる。
試験対策ポイント
コンパースの法則との違いに注意。ライリーは「吸引割合」を求める法則、コンパースは「商圏分岐点の距離」を求める公式。混同しやすいため、何を求める法則・公式かを明確に区別して覚えること。