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産業連関表

さんぎょうれんかんひょう

ひとことで言うと

産業間の財・サービスの取引関係を行列形式で示した統計表で、レオンチェフが開発した。

解説

一国の産業間の財・サービスの取引関係を行列形式で示した統計表。レオンチェフにより開発された。各産業の中間投入と最終需要の構造を把握でき、波及効果の分析に用いられる。

くわしく解説

産業連関表とは、一国の経済における産業間の財・サービスの取引関係を行列(マトリックス)形式で体系的に表した統計表であり、ワシリー・レオンチェフによって開発された。行方向には各産業の産出(売り先)、列方向には各産業の投入(仕入れ先)が示されており、各産業が他産業からどれだけの中間投入を受けているか、また最終需要(消費・投資・輸出)にどれだけ供給しているかが一覧できる。逆行列係数表を用いることで、ある産業の最終需要が1単位増加したときに経済全体にどの程度の生産波及効果(乗数効果)が生じるかを計算できる。日本では5年ごとに総務省を中心に産業連関表が作成される。試験では、産業連関表の読み方(行・列の意味)や波及効果の分析の考え方が問われる。

具体例で考えよう

自動車産業の最終需要が100億円増加すると、鉄鋼・部品・電機・化学など多数の関連産業への波及効果が生じ、経済全体の生産増加は100億円を大幅に上回る。産業連関表はこの連鎖的な波及を計算するツールである。

試験対策ポイント

行=産出(どこに売ったか)、列=投入(どこから買ったか)という読み方を整理する。逆行列係数による波及効果計算の考え方も出題される。レオンチェフ逆行列の意味(最終需要1単位当たりの各産業生産量)を押さえる。

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