予防保全
よぼうほぜん
ひとことで言うと
故障発生前に計画的な点検・整備・部品交換を行い、突発的な設備停止を防ぐ計画保全方式。
解説
設備の故障が発生する前に、計画的に点検・整備・部品交換を行う保全方式。時間基準保全(TBM)と状態基準保全(CBM)に分けられる。事後保全と比較して突発的な設備停止を防止でき、生産計画への影響を最小化できる。
くわしく解説
予防保全(PM:Preventive Maintenance)は、設備の故障が発生する前に定期的な点検・整備・部品交換などを行い、故障を未然に防止する保全方式である。大きくTBM(Time Based Maintenance:時間基準保全)とCBM(Condition Based Maintenance:状態基準保全)の2種類に分けられる。TBMは一定の時間間隔(稼働時間・カレンダー日数)を基準に保全作業を実施する方式で、計画が立てやすい反面、まだ使用できる部品も交換することになり過剰保全になるリスクがある。CBMは設備の振動・温度・油圧などの状態をモニタリングし、劣化の兆候が現れた時点で保全する方式で、必要な時だけ保全するため効率的である。突発的な設備停止を防止できるため、生産計画への影響を最小化でき、重要設備への適用が推奨される。
具体例で考えよう
自動車の工場で主力溶接ロボットの稼働時間が1,000時間に達するたびにグリス交換・センサー点検・消耗部品交換を実施するオペレーションがTBM(時間基準保全)の典型例であり、突発停止ゼロを目指している。
試験対策ポイント
TBM(時間基準保全)とCBM(状態基準保全)の違いは頻出。TBM=一定周期で実施・計画しやすい・過剰保全リスクあり、CBM=状態監視で実施・効率的・設備診断技術が必要。事後保全・改良保全との4種比較問題も定番。