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ベルトランモデル

べるとらんもでる

ひとことで言うと

複占市場で各企業が価格を戦略変数として競争すると、均衡価格が限界費用まで下がるモデル。

解説

複占市場において各企業が価格を戦略変数として競争するモデル。同質的な財の場合、均衡価格は限界費用に等しくなり、完全競争と同じ結果になる(ベルトラン・パラドックス)。クールノーモデルとの対比が試験で重要。

くわしく解説

ベルトランモデルはフランスの経済学者ベルトランが提唱した複占(2社)競争モデルである。クールノーモデルが数量を戦略変数とするのに対し、ベルトランモデルでは企業が価格を戦略変数として同時に設定する。同質的な財を扱う場合、各企業は相手より少しでも安い価格をつければ市場全体を奪えるため、価格を引き下げ合う競争が生じる。この結果、均衡では価格が限界費用に等しくなり、わずか2社しか存在しないにもかかわらず完全競争と同じ結果が得られる。これをベルトランのパラドックスと呼ぶ。ただし製品差別化がある場合や価格設定に容量制約がある場合は、完全競争と同じ結果にはならない。試験ではクールノーモデルとの対比、とくに戦略変数の違いと均衡の比較が問われる。

具体例で考えよう

コンビニエンスストアが近隣に2店舗存在し、同じおにぎりを販売している場合、互いに値下げ競争を続け最終的には原価ぎりぎりの価格に落ち着く状況がベルトランモデルで説明される。

試験対策ポイント

クールノーモデル(数量競争、P>MC)とベルトランモデル(価格競争、P=MC)の対比が最頻出。「2社なのに完全競争と同結果」というパラドックスも押さえる。

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