独占均衡
どくせんきんこう
ひとことで言うと
独占市場でMR=MCが成立する均衡状態で、完全競争と比べ価格が高く生産量が少ない非効率な状態。
解説
独占市場において利潤最大化条件(MR=MC)が成立する均衡状態のこと。独占均衡では完全競争均衡と比較して、価格は高く生産量は少なくなり、死荷重が発生する。ラーナーの独占度で独占力の程度が測定される。
くわしく解説
独占均衡とは、独占市場において利潤最大化条件(MR=MC)が実現した均衡状態を指す。この均衡においては、完全競争均衡と比べて価格が高く設定され、生産量が少なくなるため、資源配分上の非効率が生じる。この非効率の大きさは死荷重(厚生損失)として三角形の面積で表され、社会的余剰が完全競争均衡より減少することを示す。独占力の程度はラーナーの独占度((P-MC)/P)によって測定され、この値が大きいほど独占力が強い。独占均衡は政府による価格規制や企業分割の根拠となる。試験ではグラフ上での均衡点の特定、死荷重の面積計算、ラーナーの独占度の計算問題が頻出。
具体例で考えよう
特許によって独占状態にある製薬会社が、限界費用100円の薬を500円で販売するケース。MR=MCを満たす生産量に抑えることで高い価格を維持し、本来供給されるべき量より少なく供給している状態。
試験対策ポイント
独占均衡での死荷重の三角形の面積計算は頻出。ラーナーの独占度=(P-MC)/P=1/|需要の価格弾力性|。完全競争均衡との比較(価格↑・生産量↓・余剰↓)を図で理解すること。