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神武景気

じんむけいき

ひとことで言うと

1954〜1957年の戦後初の本格的高度成長を象徴する好景気で、「神武天皇以来の好景気」と称された。

解説

1954年から1957年にかけての日本の好況期のこと。「神武天皇以来の好景気」と称された。高度経済成長の初期に位置し、戦後日本経済の本格的な成長の始まりを象徴する景気局面である。

くわしく解説

神武景気は1954年(昭和29年)末から1957年(昭和32年)前半にかけての景気拡張局面を指す。朝鮮戦争特需が終わった後の不況から脱却し、設備投資の増大と輸出拡大を原動力として経済が急成長した。この時期に「もはや戦後ではない」という言葉が経済白書に登場し、戦後復興から本格的な成長段階への移行を象徴した。製造業を中心に民間設備投資が拡大し、消費財の需要も高まった。神武景気はその後の岩戸景気・オリンピック景気・いざなぎ景気へと続く高度経済成長の出発点として位置づけられる。日本経済史の流れの中で景気局面の名称と順序を整理する上で重要な時期である。

具体例で考えよう

戦後の食糧難・物資不足の時代が終わり、家庭に白黒テレビや電気洗濯機などの家電製品が普及し始めた時期がこの神武景気にあたる。企業が工場設備に積極的に投資し、雇用が拡大した。

試験対策ポイント

景気局面の名称と年代の順序(神武→岩戸→オリンピック→いざなぎ)を問う問題が頻出。「もはや戦後ではない」という経済白書の表現と結びつけて覚えること。いざなぎ景気との長さの比較も注意。

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