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需要の所得弾力性

じゅようのしょとくだんりょくせい

ひとことで言うと

所得が1%変化したとき需要量が何%変化するかを示す指標で、財の分類基準となる。

解説

所得の変化率に対する需要量の変化率の比率を示す指標。正の値をとる財は上級財、負の値をとる財は下級財に分類される。エンゲル曲線の形状と密接に関連し、財の分類の基準として重要である。

くわしく解説

需要の所得弾力性は「需要量の変化率÷所得の変化率」で定義される。この値がプラスであれば所得が増えると需要が増える「上級財(正常財)」であり、マイナスであれば所得増加で需要が減少する「下級財(劣等財)」に分類される。さらに上級財のうち弾力性が1より大きい財は「奢侈品(ぜいたく品)」、1以下は「必需品」と呼ばれることもある。この弾力性はエンゲル曲線の傾きと対応しており、上級財のエンゲル曲線は右上がり、下級財は所得が一定水準を超えると右下がりになる。試験では財の分類(上級財・下級財・ギッフェン財)の整理、およびエンゲル曲線との関係が問われる。

具体例で考えよう

所得が増えると外食の回数が増える場合、外食は上級財である。一方、所得が増えるにつれてカップ麺の消費が減る場合、カップ麺は下級財に分類される。

試験対策ポイント

所得弾力性の符号(正=上級財、負=下級財)と財の分類を正確に整理すること。価格弾力性との混同に注意。エンゲル曲線の形状(右上がり・右下がり)との対応も頻出。

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