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所得消費曲線

しょとくしょうひきょくせん

ひとことで言うと

所得が変化したときの最適消費点の軌跡を示す曲線で、財の種類の識別に用いられる。

解説

所得の変化に伴う最適消費点の軌跡を示す曲線。上級財のみの場合は右上がりとなるが、下級財が含まれる場合は後方に曲がることもある。エンゲル曲線の導出に用いられ、需要の所得弾力性の分析に関連する。

くわしく解説

所得消費曲線(ICC)とは、財の価格を一定に保ちながら所得のみを変化させたとき、各所得水準における最適消費点(無差別曲線と予算線の接点)を結んだ曲線である。2財ともに上級財の場合は右上がりの直線になる。一方の財が下級財である場合、所得が一定水準を超えると最適消費点がその財の方向に戻る(後方に曲がる)ため、曲線は折れ曲がる形状をとる。エンゲル曲線は所得消費曲線から導出され、ある財の需要量と所得の関係を縦軸・横軸で直接示したものである。試験では所得消費曲線の形状から財の種類(上級財・下級財)を読み取る問題と、エンゲル曲線への変換手順が頻出である。

具体例で考えよう

所得が増えるにつれ、ステーキの消費量が増え(上級財)カップラーメンの消費が減る(下級財)場合、所得消費曲線はカップラーメン方向に折れ曲がった形状になる。

試験対策ポイント

所得消費曲線の右上がり(両財が上級財)と折れ曲がり(下級財を含む)の形状の違いを押さえること。エンゲル曲線との関係(導出手順)、および需要の所得弾力性との連動を整理すること。

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