パートナーシップ構築宣言
ぱーとなーしっぷこうちくせんげん
ひとことで言うと
親事業者が取引先との共存共栄や適正取引への取組を自ら宣言する制度。
解説
パートナーシップ構築宣言は、企業が、サプライチェーン全体の取引先との共存共栄や、適正な取引(価格転嫁への協力など)に取り組むことを、代表者名で自ら宣言し公表する取組。取引の適正化と中小企業の取引条件の改善を後押しする。
くわしく解説
原材料費やエネルギー費、労務費などの上昇分を、下請などの中小企業が取引価格に十分に反映(価格転嫁)できないと、中小企業の収益が圧迫され、賃上げの原資も確保しにくくなる。パートナーシップ構築宣言は、こうした課題に対応するため、発注側の企業が、①サプライチェーン全体での共存共栄と新たな連携、②「振興基準」の遵守など下請取引の適正化(適正な価格転嫁、支払条件の改善、型の保管ルールなど)に取り組むことを、自主的に宣言・公表する仕組みである。宣言した企業は専用のポータルサイトに登録・公表され、一部の補助金で加点されることもある。強制力を伴う規制ではなく、企業の自主的な取組を促す点に特徴があり、下請代金支払遅延等防止法(下請法)や下請中小企業振興法の振興基準による取引適正化、下請取引を調査する仕組みなどと一体となって、価格転嫁の円滑化と取引環境の改善を進める。
具体例で考えよう
大企業である発注側が、原材料価格の上昇分の適正な価格転嫁に応じることや、支払条件を改善することなどを盛り込んだパートナーシップ構築宣言を公表し、下請中小企業との共存共栄を図る姿勢を示す。
試験対策ポイント
発注側企業が取引先との共存共栄・適正取引(価格転嫁への協力など)を自主的に宣言・公表する取組である点、下請法・振興基準による取引適正化と一体で進める点が頻出。
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