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最適消費点

さいてきしょうひてん

ひとことで言うと

予算制約線と無差別曲線が接する点で、消費者の効用が最大化される消費の組み合わせ。

解説

予算制約線と無差別曲線が接する点で、消費者の効用を最大化する消費の組み合わせを示す。この点では限界代替率=価格比が成立する。消費者行動理論の核心的概念であり、需要曲線の導出にもつながる。

くわしく解説

最適消費点とは、消費者が所得制約(予算制約線)のもとで効用を最大化する財の消費量の組み合わせを示す点であり、グラフ上では予算制約線と無差別曲線が接する(共通の接線を持つ)点として表される。この点では、限界代替率(MRS)=価格比(Px/Py)という均衡条件が成立する。限界代替率はx財をy財で代替する主観的な交換比率であり、価格比は市場での客観的な交換比率である。この2つが一致したとき、消費者はそれ以上の交換によって効用を高めることができず、最適状態に達する。最適消費点の移動を所得変化(予算制約線の平行移動)と価格変化(予算制約線の傾きの変化)で追跡することで、エンゲル曲線や需要曲線が導出される。消費者行動理論の核心概念であり、上級財・下級財・ギッフェン財の分析にもつながる。

具体例で考えよう

Aさんはりんごとオレンジをそれぞれ1個200円・150円で購入できる。所得3,000円のもとで、りんご8個・オレンジ5個の組み合わせが予算制約線と無差別曲線の接点となり、これがAさんの最適消費点である。

試験対策ポイント

最適消費点の条件はMRS=Px/Py(限界代替率=価格比)。コーナー解(端点解)の場合は接点ではなく端点で最大化される点に注意。所得効果・代替効果の分析(スルツキー分解)への展開も押さえる。

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