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生産者の税負担

せいさんしゃのぜいふたん

ひとことで言うと

課税により生産者側が実質的に負担する税の割合で、供給の価格弾力性が小さいほど大きくなる。

解説

課税により生産者が負担する税の割合のこと。供給の価格弾力性が小さいほど生産者の負担割合が大きくなる。消費者の税負担と合わせて税の帰着分析の基本的な概念として出題される。

くわしく解説

政府が財に課税すると、その税負担は消費者と生産者に分配される(税の帰着)。生産者の税負担の割合は、需要と供給の価格弾力性の相対的な大きさによって決まる。供給の価格弾力性が小さい(供給曲線が急勾配・垂直に近い)ほど、供給者は価格変化に柔軟に対応できないため負担割合が大きくなる。逆に供給弾力性が無限大(水平な供給曲線)の場合、生産者の負担はゼロとなり全負担が消費者に転嫁される。これは税の帰着・転嫁分析の核心であり、消費者余剰・生産者余剰の減少として余剰分析図上で確認できる。実際の租税政策においても、弾力性が低い財(土地・たばこなど)への課税は生産者負担が大きくなる傾向がある。

具体例で考えよう

農地(供給が非常に非弾力的)に固定資産税を課すと、地主は地価を大きく変えられないため税負担のほとんどを自ら負うことになる。これが供給弾力性の低さと生産者負担の大きさの典型例である。

試験対策ポイント

「弾力性が小さい側が多く負担する」というルールを双方向で覚える。需要弾力性・供給弾力性と消費者・生産者の負担割合の組み合わせを図で整理すること。消費者の税負担との対比問題も頻出。

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