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総需要管理政策

そうじゅようかんりせいさく

ひとことで言うと

財政政策・金融政策で総需要を調整し、景気を安定させるマクロ経済政策の総称。

解説

財政政策や金融政策を通じて総需要の水準を調整し、経済を安定化させる政策の総称。ケインズ経済学に基づくマクロ経済政策の基本的な考え方である。景気対策として拡張的・緊縮的な政策が使い分けられる。

くわしく解説

総需要管理政策とは、政府や中央銀行が財政政策(政府支出・租税)や金融政策(利子率・貨幣供給)を用いて経済全体の総需要水準を意図的にコントロールし、完全雇用や物価安定を実現しようとする政策の枠組みである。理論的基礎はケインズ経済学にあり、市場の自動調整機能だけでは雇用や産出量が最適水準に戻らないという考え方に立つ。景気後退期には拡張的政策(政府支出増加・減税・金利引き下げ)によりAD曲線を右シフトさせ、インフレ期には緊縮的政策でAD曲線を左シフトさせる。ただし、クラウディングアウト効果や政策ラグ、マネタリストからの批判など、有効性に関する議論も試験で問われる重要論点である。

具体例で考えよう

リーマンショック後の2009年、日本政府は定額給付金の配布や公共事業の追加を実施した。これは総需要が落ち込んだ局面で拡張的財政政策を通じて総需要を底上げしようとした総需要管理政策の典型例である。

試験対策ポイント

財政政策と金融政策の違いおよび効果の違い(IS・LM曲線との関係)を整理すること。クラウディングアウト効果が生じる条件と生じない条件(流動性の罠など)も頻出。拡張的・緊縮的の方向性を問う問題に注意。

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