均衡予算
きんこうよさん
ひとことで言うと
政府の歳入と歳出が等しく、財政赤字も黒字も生じない予算状態。
解説
政府の歳入と歳出が等しい状態の予算のこと。均衡予算のもとでは財政赤字も黒字も発生しない。均衡予算乗数の定理と関連して、試験では財政政策の効果分析で問われることが多い。
くわしく解説
均衡予算とは、政府の税収などの歳入と、政府支出などの歳出がちょうど等しい予算編成の状態のことである。財政赤字(歳出超過)でも財政黒字(歳入超過)でもない状態であり、政府は国債を新たに発行しない。均衡予算のもとで政府支出と租税を同額増加させた場合の経済効果を示すのが「均衡予算乗数の定理」であり、その乗数値は1となることが知られている。これは政府支出の増加が消費を刺激する効果と、課税増加が消費を抑制する効果の差し引きによるものである。財政政策の効果分析や財政再建の文脈で問われることが多く、財政拡張的政策との対比でも重要である。
具体例で考えよう
政府が新たな財源確保のため、税収を100億円増やして同額の100億円を公共事業に支出する場合、増税と歳出増が同時に起きるため歳出と歳入は均衡したままとなり、この状態が均衡予算である。
試験対策ポイント
均衡予算乗数の定理(乗数=1)との関連が最重要。政府支出乗数と租税乗数の合計が1になることを理解する。財政赤字・黒字との区別も確認すること。