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成長会計

せいちょうかいけい

ひとことで言うと

経済成長を労働・資本の投入増加とTFP(全要素生産性)向上の三要素に分解する分析手法。

解説

経済成長を労働投入の増加、資本投入の増加、全要素生産性(TFP)の向上に分解して分析する手法。ソロー残差を用いてTFPの寄与を計測する。経済成長の要因分析として試験で頻出のテーマである。

くわしく解説

成長会計とは、一定期間の経済成長率をその要因別に定量的に分解する手法である。生産関数(通常コブ=ダグラス型)を出発点として、GDP成長率を「資本投入の増加分×資本の分配率」「労働投入の増加分×労働の分配率」「全要素生産性(TFP)の成長率」の三要素に分解する。TFPの成長率は実測が難しいため、GDPの成長率から資本と労働の寄与分を差し引いた残差として計算され、「ソロー残差」とも呼ばれる。TFPは技術進歩・経営効率改善・制度改革などを反映する。日本経済の分析では、高度成長期には資本蓄積の寄与が大きく、近年はTFP向上が成長の鍵とされる。経済成長の「量」だけでなく「質」を評価する重要な分析枠組みである。

具体例で考えよう

ある国の経済が年5%成長したとき、資本投入増加で2%分、労働投入増加で1%分が説明できたとすると、残りの2%がソロー残差(TFP成長率)となり、技術革新等の寄与として解釈される。

試験対策ポイント

TFP=ソロー残差という等号を必ず覚える。成長会計の式(GDP成長率=α×資本成長率+β×労働成長率+TFP成長率)の構造を理解し、所与の数値からTFPを計算する問題に対応できるようにすること。

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