定量発注方式
ていりょうはっちゅうほうしき
ひとことで言うと
在庫が発注点を下回った時に決まった一定量を発注する、管理が容易な在庫管理方式。
解説
在庫量が発注点(再発注点)を下回った時に、あらかじめ定められた一定量を発注する在庫管理方式。発注量は経済的発注量(EOQ)で決定されることが多い。管理が容易でC品目のような定番商品の管理に適している。
くわしく解説
定量発注方式は、在庫量が事前に設定した発注点(再発注点)を下回った時点で、あらかじめ定められた一定の発注量(EOQ:経済的発注量)を発注する在庫管理方式である。発注量が固定されているため、発注作業が単純化・自動化しやすく、管理コストが低い点が最大の特徴である。経済的発注量(EOQ)は、発注コストと在庫保有コストのトレードオフを最小化する発注量として数式で算出される。ABC分析においてC品目(単価が低く需要が安定した品目)の管理に適しており、POS システムと連動した自動発注システムとの親和性が高い。一方で、定期発注方式と比較して需要の変動に対するきめ細かな対応が難しく、需要が不規則な高付加価値品(A品目)には不向きである。定期発注方式との比較が試験で頻繁に問われる。
具体例で考えよう
ドラッグストアで特定のシャンプー(C品目)について、在庫が10本を切ったら自動的に50本発注するよう設定している。需要が安定しているため発注点方式で十分管理でき、担当者が個別に判断する手間がかからない。
試験対策ポイント
定量発注方式と定期発注方式の比較は最頻出。定量=発注量固定・タイミング変動・C品目向き、定期=タイミング固定・発注量変動・A品目向き。EOQ(経済的発注量)の概念も合わせて理解しておくこと。