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財市場

ざいしじょう

ひとことで言うと

財・サービスの取引が行われる市場で、IS-LM分析においてIS曲線が均衡を表す市場。

解説

財・サービスの取引が行われる市場のこと。IS-LM分析においてIS曲線は財市場の均衡を表す。財市場の均衡条件は総需要=総供給であり、45度線分析で分析される。

くわしく解説

財市場とは、財(モノ)やサービスの取引が行われる市場のことであり、マクロ経済学では国民経済全体の財の需給が均衡する条件を分析する概念として用いられる。財市場の均衡条件は「総需要(AD)=総供給(Y)」であり、ケインズの有効需要の原理に基づいている。IS-LM分析においては、IS曲線が財市場の均衡を示す曲線として描かれ、利子率が低下すると投資が増加して国民所得が拡大するという右下がりの形をとる。45度線分析(ケインズの単純モデル)では、総需要曲線と45度線の交点が財市場の均衡点(均衡国民所得)となる。財政政策(政府支出・減税)は財市場に直接影響を与え、IS曲線のシフトとして分析される。財市場の均衡と貨幣市場の均衡の同時達成がIS-LM分析の目的である。

具体例で考えよう

ある経済で民間消費200兆円・投資50兆円・政府支出80兆円・純輸出20兆円の場合、総需要は350兆円となり、これが総供給(国民所得)と等しくなる点で財市場は均衡する。

試験対策ポイント

IS曲線は財市場の均衡点の軌跡であることを確認。IS曲線が右下がりになる理由(利子率↓→投資↑→所得↑)を因果の連鎖で説明できるようにする。LM曲線(貨幣市場の均衡)との同時均衡がIS-LMの核心。

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