分配面から見たGDP
ぶんぱいめんからみたじーでぃーぴー
ひとことで言うと
GDPを雇用者報酬・営業余剰などの所得分配項目から捉えた三面等価の一側面。
解説
GDPを雇用者報酬、営業余剰・混合所得、固定資本減耗、間接税−補助金などの分配項目から捉えたもの。生産活動から生じた所得がどのように分配されたかを示す。三面等価の原則により生産面・支出面と等しくなる。
くわしく解説
分配面から見たGDPとは、国内で生産された付加価値の合計(GDP)を、それが誰にどのように分配されたかという観点から捉えたものである。具体的な内訳は、労働の対価である雇用者報酬、企業・個人事業主の利益に対応する営業余剰・混合所得、設備の老朽化に相当する固定資本減耗、そして間接税から補助金を差し引いた純間接税の4項目で構成される。これらを合計したものが国内総生産(GDP)に等しくなる。これは「三面等価の原則」と呼ばれ、GDPは生産面(付加価値合計)、支出面(民間消費+投資+政府支出+純輸出)、分配面(所得合計)の三つの側面からどれで見ても同じ値になるという国民経済計算の根本原則である。試験では分配面の構成項目の名称と、三面等価の原則の理解が求められる。国民可処分所得や国民純生産(NNP)との関係も把握しておくとよい。
具体例で考えよう
ある年の日本のGDPを分配面から見ると、会社員への給料(雇用者報酬)、企業の利益(営業余剰)、建物の減価償却費(固定資本減耗)、消費税収(純間接税)に分けて集計できる。
試験対策ポイント
三面等価の原則(生産面=支出面=分配面)が最重要。分配面の4項目(雇用者報酬・営業余剰・固定資本減耗・純間接税)の名称を正確に覚えること。支出面の構成要素(C+I+G+NX)との比較問題も出題される。
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