供給曲線
きょうきゅうきょくせん
ひとことで言うと
価格と供給量の正の相関関係を示す右上がりの曲線。
解説
価格と供給量の関係を示す曲線で、通常は右上がりの形状をとる。完全競争市場では限界費用曲線の操業停止点より上の部分が供給曲線となる。需要曲線との交点で市場均衡が決定される。
くわしく解説
供給曲線は、価格が上昇すれば供給量が増加し、価格が下落すれば供給量が減少するという供給法則を視覚的に表したものである。縦軸に価格、横軸に供給量をとり、通常は右上がりの形状をとる。完全競争市場においては、個別企業の供給曲線は限界費用曲線のうち、操業停止点(平均可変費用の最低点)より上の部分と一致する。市場全体の供給曲線は、個別企業の供給曲線を水平方向に合計したものである。供給曲線のシフト要因としては、原材料費の変化、技術進歩、企業数の増減、補助金・課税などがある。需要曲線との交点において市場均衡価格と均衡取引量が決定され、価格理論の基礎をなす重要な概念である。
具体例で考えよう
農家がトマトを出荷する場合、市場価格が高いほど多くのトマトを出荷しようとする。価格が1個100円のときより200円のとき、より多くの農家が生産を増やすため供給量が増える。
試験対策ポイント
供給曲線のシフトと供給量の変化(曲線上の移動)を区別すること。操業停止点・生産中止点の概念とセットで理解する。需要曲線との交点が均衡点となる点を押さえる。