投資の限界効率(MEC:Marginal Efficiency of Capital)とは、追加的な投資1単位から将来得られる収益の流列を現在価値に換算したときに、投資費用と等しくなるような内部収益率のことを指す。ケインズが「一般理論」で提唱した投資決定の中核概念であり、この値が市場利子率を上回る場合に投資が実行されると考える。投資の限界効率は投資量が増えるにつれて逓減するため、右下がりの投資需要曲線(MEC曲線)が導かれ、これがIS曲線の基礎となる。試験では、利子率との比較による投資決定のメカニズム、およびIS曲線の導出との関連で問われる。新古典派の投資理論やトービンのq理論との対比も重要。