ひとことで言うと
図形やマークからなる商標。文字商標・記号商標・立体商標などと並ぶ商標の類型のひとつ。
解説
図形のみ、または図形を主体として構成される商標をいう。文字商標、記号商標、立体商標、結合商標などと並ぶ商標の類型のひとつであり、言葉によらず視覚的な図柄で商品や役務の出所を示す。
くわしく解説
商標は構成によっていくつかの類型に分けられる。文字だけからなる文字商標、図形からなる図形商標、記号からなる記号商標、立体的形状からなる立体商標、これらを組み合わせた結合商標が基本であり、2015年の改正でさらに音商標、色彩のみからなる商標、位置商標、動き商標、ホログラム商標が加わった。図形商標は言葉の壁を越えて伝わるため、国際的に事業を展開する場面で強みを発揮する。登録を受けるには識別する力があることが必要で、ありふれた図形や商品の形状を普通に用いられる方法で表したにすぎない図形は登録できない。類否の判断は外観、称呼、観念の3つの観点から、取引の実情を踏まえて総合的に行われる。図形商標では主として外観と、図形から生じる観念が問題となる。なお商標は指定商品または指定役務を定めて出願するため、同じ図形でも分野が違えば別の者が登録できることがある。色だけが異なる商標は同一の商標とみなされる点にも注意が要る。
具体例で考えよう
企業のロゴマークを図形商標として登録しておけば、文字の社名とは別に、図柄そのものの無断使用を止められる。
試験対策ポイント
商標の類型(文字・図形・記号・立体・結合、および2015年改正で加わった音・色彩のみ・位置・動き・ホログラム)を挙げられるようにする。類否は外観・称呼・観念から総合的に判断する。
関連法令
商標法第2条1項、第3条1項
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