ひとことで言うと
出願前に世の中に知られていないこと。特許・実用新案・意匠に共通する登録要件のひとつ。
解説
出願前に公然と知られておらず、公然と実施されてもおらず、刊行物やインターネットを通じて公衆が利用できる状態にもなっていないことをいう。特許、実用新案、意匠に共通する登録要件であり、商標には求められない。
くわしく解説
新規性が求められるのは、すでに世の中にあるものに独占権を与えても産業の発達に役立たないからである。判断の基準時は出願の時であり、日本国内か外国かを問わない(世界公知)。公知とは秘密を守る義務のない者に知られた状態、公用とは公然と実施された状態、刊行物記載とは頒布された刊行物に載ったり電気通信回線を通じて公衆が利用できるようになったりした状態をいう。意匠では外観で判断するため公用はそのまま公知にあたり、新規性の内容として公用が並ばない点が特許・実用新案と異なる。自ら発表してしまった場合の救いとして新規性喪失の例外があり、公開された日から1年以内に出願し所定の手続をとれば、新規性を失わなかったものとして扱われる。ただしこれは出願の日が早まる制度ではないため、その間に第三者が同じ内容を出願すれば先願主義により負ける。なお商標は創作ではなく標識を守る制度であるため、新規性も進歩性も要件とされない。
具体例で考えよう
展示会で新製品を公開してしまっても、公開から1年以内に所定の手続をとって出願すれば新規性を失ったものとして扱われない。ただし出願日自体が遡るわけではない。
試験対策ポイント
新規性喪失の例外は1年以内。出願日が遡る制度ではない点が頻出。意匠の新規性には公用が並ばない。商標には新規性も進歩性も求められない。
関連法令
特許法第29条1項、第30条、実用新案法第3条1項、意匠法第3条1項、第4条
「経営法務」の図解で学ぶ
関連用語
「経営法務」の他の用語
独学で診断士合格を目指すなら
独学でも合格をつかみ取れる!
動画・テキスト・過去問・AI添削まですべて網羅!
予備校代の1/10以下で、独学の不安をまるごと解決できます

無料登録後、アカウントページからかんたんにプレミアムへ切り替えられるよ。解説動画・テキストPDF・1次過去問・2次AI添削まで全機能が使い放題になるの!
全7科目536節の解説動画539本・合計約41時間が見放題。連続再生・ブックマーク再生で、移動中も1本5分前後で進められます。プレミアム限定
令和3〜7年度の1次過去問1,116問を、科目別・年度別に無制限で演習。問題の図・表と解説つきで、間違えた問題はマイページに残ります。プレミアム限定
2次は事例I〜IVの114設問に何度でも書いて出せます。AIが設問ごとの基準で採点し、改善点は「どう書き直すか」の例と模範解答つき。プレミアム限定
科目別のテキストPDFをダウンロードできます。印刷して書き込む、タブレットで持ち歩くなど、好きな使い方で。プレミアム限定